ひとつの詩
かすかに残る記憶の彼方
聞こえるメロディー
懐かしい音楽が聞こえてくるだろう
どこか優しく力強く包み込んでく
震える小さな肩優しく抱きしめ
この世にある何より大事だと教えてあげよう
風が何処からか運んでくる
それは愛しさを知る者が奏でる夢
いつまでも耳に残って鳴り響く
遠くで流れる音楽は
たった一つの詩
懐かしさ感じるのは想いを詩に込めて届けるから
朝も夜も昼もいつも
笑いかけていて
いつも傍にいると感じさせて
星は小さく囁き
月の調べは優しく
何処までも途切れることの無い物語を紡ぐ詩
過去も今も未来もいつまでも
笑い返して
お前の流す涙は河の流れに
世界に溢れる命のほんの一欠片
遥かに香る木漏れ日のように
流れるシンフォニー
暖かい音楽に心打たれるだろう
木々はざわめき踊るように太陽を仰ぐ
柔らかいその手をそっと握り締め
地上にある言葉全てお前に伝えよう
この世の果てより降り積もる雪は
新しい命生まれる喜びのフェアリ
こんなに近くに居るのに
遠くで流れる音楽は
たった一つの詩
だけど悲しくなるのはお前を想い歌うから
空も海も風も高く
瞳閉じたまま
共に生きる喜び噛み締めて
河のせせらぎたゆとう
揺れる波は穏やかに
何時までも終わることの無い異国の子守り詩
想う愛しさ永久に変わらず
胸にしまうだけ
言葉にできない気持ちを詩に託して
伝えられる詩はきっと一つだけの詩